仮想通貨取引所に入っていたお金を引き出して返済に回した
【返済】
取引所から100万円を引き出して銀行のローンに返済した。これで残りは300万円。これを数年かけて返していく。長すぎて気が遠くなる。返済してもゼロに戻るだけ。一般の人は貯金が結構ある年齢なので、そこまで貯めたい。
しかし、このお金をゼロにして貯めなければいけないという強迫観念のようなものが無謀な投機に走らせていた気がする。自分を追い込まず、少し許したいと思う。
借金があっても貯金がなくても、失業しているわけじゃなくて毎月給料をもらえる。家族はみんな健康で、出費があるわけでもない。私は心を病んでいる気がするけど。まだセルフヘルプでなんとかなると思っている。極貧の生活を強いられるわけではない。普通の生活が送れる。長い目で見れば300万円なんて大したことじゃない。車を一台乗り換えなかったらペイできるお金だ。こんなことを考えていると少し気が楽になるし、お金への執着とか強迫観念が薄れる気がする。
あとちょうど韓国のパク・クネ元大統領の裁判の求刑が出たけど、懲役30年で罰金118億円だって。これに比べたら全然再起可能だ。
【お金への執着をなくす】
なぜそんなにお金に執着してしまうのかについても考えてみた。別にお金があったからって外で遊ぶわけでもない、家族で旅行に行くわけでもない、何か買いたいものがあるわけでもない、それでも必要以上のお金を求めてしまう。
このわけを考えて見た。お金が自分の社会的な地位を判断するためのパラメーターになっていると言うのがこの原因の一つだと思った。
自分は世間の平均よりお金を稼いでるんだ、と言う優越感を得る為にギャンブルや投機に走ってしまう。一度ギャンブルや投機をしてしまうとその誘惑が強烈なのでさらにのめり込む、負けが増えてくると取り返そうとどんどん賭ける額が多くなってしまう。
こんなループをしていたんだと思う。
じゃあ何で他人に勝つ必要があるんだ、と言う自問自答すると誰かと比較して勝っていると幸せだと思えるからと言う答えが出てくる。
なぜそうなるかと言うと、無いものにフォーカスしているからでは無いだろうか。お金がないし、お金を稼いでる人の華やかな生活がないし、有能感を感じることがないし。逆にあるものにフォーカスして見てはどうかと思う。自分には大切な家族があるし、仕事もあるし、健康な身体もある。他人と比較しなくても幸せじゃないか？
こんなことを考えた。少し心が楽になったけど、これが本当の原因ではないと言う思いも持った。
【仕事について】
上の文章を書いてて思ったんだけど、仕事が一つの原因じゃないかって気がする。いつもこれは俺の本当の仕事じゃないって思いを持ちながら仕事をしている。今まで何回か転職して来たけど、いつもそんな思いを持ちながら働いていた。だから仕事に全力をかけられないし、副業とか投機で儲けようと思ってしまうし、投機の方が面白いからのめり込んでしまう。
仕事について本気で考えた方がいいかもしれないな。自分がしたいことは何なのか？本当にしたいことは何なのか？投機やギャンブルをやってる時間が勿体無く感じるほど熱中できる仕事は何なのか？これを考える必要があると思う。
【ボランティア】
話は変わるけどボランティアをやってみることにした。今までお金のことばかり考えてたので、無償で誰かのために働くということをしてみたくなった。早速、病気の子供を支援する団体に登録してみた。入会金が1000円かかるけど、昨日まで１秒で1万円くらい負けてたのでそう思えばこれくらい大したことない。
【GA】
自助グループのGA（ギャンブラーズ・アノニマス）にも参加してみたいと思っている。私は治っていたと思ったけど、20年近くギャンブル依存症に陥っていた。依存症は完治するということはなく、辞め続けなければいけない。だから油断しないようにGAに参加してみようと思う。誰かに今の気持ちを聞いてもらいたい気もする。
悔しいし、絶望的だし、現実感がないし、未来が見えなくなるし、本気で死にたいって思ってしまったし、家族に申し訳ない、なんの罪もない子供達に申し訳ない、そんな気持ちでいっぱいだ。
ただ良いこともあった。1日中チャートをみて、膨らんでいく損失に頭を抱えて、ため息をつくことがなくなった。ギャンブルから自由になれた。これはいい面だと思う。
とりとめのないことを色々書いているけど、こんな気持ちを誰かに吐き出したい。
もし私と同じような境遇で悩んでいる人がいるなら、検討してみて欲しい。
まずは死なないこと、現実と向き合うこと、執着する心をなくすこと。これを意識していきたい。
